仮想通貨詐欺

仮想通貨詐欺の警察相談|#9110・188・取引所へ伝える順番

仮想通貨詐欺かもしれないと気づいたら、返金を急ぐ前に追加送金を止め、記録を保存します。

そのうえで、勧誘や契約の困りごとは消費生活センター、犯罪被害の相談は警察、取引履歴の確認は利用した取引所や銀行へ、目的を分けて伝えるのが基本です。

結論:相談先は「被害の整理」「犯罪相談」「取引確認」で分ける

  • 消費生活センター(188):勧誘、契約、出金条件、追加請求を整理したいとき
  • 警察相談(#9110):詐欺被害が疑われ、捜査機関へ相談したいとき
  • 取引所・銀行・決済サービス:自分の取引履歴や不審な送金について確認したいとき

どこへ先に相談するか迷っても、追加送金をして解決しようとしないことが最優先です。

糸川のぞみ(望ちゃん)

相談先を一つに決めきれなくても大丈夫。いま確認したいことを分けると、伝える相手が見えやすくなります。

最初にすること:送金と相手とのやり取りを整理する

相手から「解除料」「税金」「保証金」などを求められている場合、支払えば出金できるとは限りません。

返金代行を名乗る連絡が、被害後に届くこともあります。

相談前の3分チェック

  • 追加送金と新しい契約を止める
  • 送金履歴、TXID、ウォレットアドレスを保存する
  • SNS、メール、サイトURL、相手の表示名を残す
  • いつ、どこから、いくら送ったかを時系列にする

証拠は相手を問い詰めるためではなく、相談先が状況を把握するために使います。

仮想通貨詐欺の証拠保存とTXIDの残し方では、画面を保存するときの項目を詳しくまとめています。

188へ相談する目安と、伝える内容

188は、最寄りの消費生活センターなどにつながる消費者ホットラインです。

投資の勧誘、サービス契約、出金時の追加請求など、消費者トラブルとして状況を整理したいときに選択肢になります。

勧誘の入口から説明する

「SNSの広告を見た」「知り合いから紹介された」「別のチャットアプリへ誘導された」など、最初の接点から話します。

その後に登録したサイト、入金した方法、出金できなくなった時期を並べると、契約や勧誘の流れが伝わりやすくなります。

追加請求は名前と理由をそのまま残す

追加請求が「税金」「保証金」「認証費用」などと説明されている場合、相手の文言を変えずにメモします。

正当な費用かどうかを自分だけで判断せず、請求画面やメッセージも保存しておきます。

#9110へ相談する目安と、警察に伝える順番

詐欺の被害が疑われるときは、警察相談専用電話の#9110や、最寄りの警察署への相談が考えられます。

緊急性がある場合や、いま危険が迫っている場合は、通常の相談窓口とは別の対応が必要になることがあります。

事実を時系列で伝える

説明の順番

  1. いつ、どのサービスやSNSから勧誘されたか
  2. 相手は何を約束し、どのURLやアプリへ誘導したか
  3. いつ、いくらを、どの取引所や口座から送ったか
  4. 出金時に何を求められ、現在どんな連絡が来ているか
  5. 残っている画面、会話、メール、取引履歴は何か

「詐欺だと思う」という結論だけでなく、確認できる事実を先に伝えるのがポイントです。

分からない部分は「不明」として構いません。

取引所・銀行・決済サービスには何を確認するか

送金に使った取引所や銀行、カード会社、決済サービスには、必ず公式サイトから問い合わせ先を確認します。

相手から届いたリンクや電話番号ではなく、自分で開いた公式ページの窓口を使ってください。

取引所に伝える項目

  • 送金日時、数量、通貨の種類
  • TXIDと送金先ウォレットアドレス
  • 利用したアカウントやサービス名
  • 不正利用の心当たりと、相手からの指示

取引所が送金先から資産を回収できるとは限りません。

それでも早く正確に連絡することで、必要な確認手順を案内してもらえる可能性があります。

銀行やカード会社に伝える項目

振込先、振込日時、金額、名義、カード利用の有無を整理します。

停止や取消しができるかは金融機関や取引状況によって異なるため、できると断言せず、公式窓口で確認します。

3つの窓口へ同じ情報を渡してよい?

目的が違えば、複数の窓口へ相談しても問題ありません。

188では契約や勧誘、警察では被害の経緯、取引所では取引記録というように、同じ時系列メモを使いながら質問を分けます。

糸川のぞみ

相談先ごとに役割が違うので、返金の約束ではなく「何を確認できるか」を聞いていきます。

相談した日時、担当窓口、案内された内容も記録します。

民間の調査会社へ相談する場合の注意点

公的窓口とは別に、暗号資産の送金経路や相手の情報を調べる民間サービスがあります。

検討する場合は、調査範囲、料金、契約期間、追加費用、調査できない場合の扱いを契約前に確認します。

「必ず返金できる」「今日中に払えば回収できる」といった断定だけで契約や追加送金を決めないことが大切です。

調査会社の役割や確認項目は、仮想通貨詐欺の調査会社を選ぶ前の確認点でも整理しています。

よくある質問

188と#9110のどちらが先ですか?

勧誘や契約の困りごとを整理したい場合は188、詐欺被害として警察へ相談したい場合は#9110が目安です。状況に応じて両方へ相談することも考えられます。

証拠が少なくても相談できますか?

相談できます。残っているURL、明細、通知、相手の表示名などを時系列にして、分からない点は不明のまま伝えてください。

相手に返金を求める連絡をしてもよいですか?

連絡によって証拠が消えたり、追加送金を求められたりすることがあります。先に記録を保存し、公的窓口や利用サービスへ相談する順番を検討します。

参考にした公的情報

※この記事は相談先の役割を整理するための情報です。返金、資産回復、捜査や対応を保証するものではありません。個別の判断は各窓口や専門家へ確認してください。