仮想通貨詐欺かもしれないと気づいたら、最初に残したいのは「証拠」です。
相手との画面が消えても、送金日時や取引履歴、会話の記録が残っていれば、相談時に事実を伝えやすくなります。
先にしないこと
- 出金のためと言われた追加送金
- 不安になって会話履歴やメールを削除すること
- 画面を見ながら記憶だけで説明しようとすること
※この記事は返金や資産回復を約束するものではありません。残っている情報を整理し、必要に応じて公的な相談窓口や利用サービスの公式窓口に相談してください。
証拠保存は「時系列」にすると伝わりやすい
最初から完璧な資料を作る必要はありません。
「いつ勧誘されたか」「いつ、どこへ、いくら送ったか」「その後に何を言われたか」を日付順に並べるだけでも、状況を見失いにくくなります。

画面が消えてしまっても大丈夫。残っている通知や明細から、少しずつ並べていきます。
最初に保存したい6つの情報
- 送金日時と金額
日本円・暗号資産の別、利用した銀行やサービス名も書きます。 - 送金先アドレス
コピーした文字列や画面を残します。打ち直しは避けます。 - TXID
取引IDが表示される場合は、画面と文字列の両方を保存します。 - 取引所の入出金履歴
履歴画面、メール通知、本人確認済みのアカウント情報を確認します。 - 相手との会話
LINE、SNS、メール、通話日時。削除やブロックの前に画面を残します。 - 勧誘に使われたページ
URL、広告、プロフィール、表示された出金条件を保存します。
TXIDが分からないときも、相談はできる
TXIDはブロックチェーン上の取引を示すIDですが、分からないからといって相談できなくなるわけではありません。
銀行の振込明細、カード明細、取引所の履歴、スマホの通知など、ほかの記録をそのまま残すことが先です。
スクリーンショットは「画面全体」も残す
金額だけを切り抜くと、どのサイト・どの相手との画面か後で分からなくなることがあります。
URLやアカウント名、日時が見える状態の全体画面も保存します。長い会話は、日付の切れ目が分かるように複数枚に分けると整理しやすくなります。
取引所・銀行から取得できる記録も確認する
スクリーンショットだけでなく、利用した取引所・銀行・カード会社の履歴も残します。表示名、日時、金額、送金先、受付番号などが分かる画面や通知メールは、相談時に経路を説明する手掛かりになります。
相手から指定されたリンクを開いて問い合わせるのではなく、利用したサービスの公式サイトからログイン・問い合わせ先を確認してください。パスワードや二段階認証のコードを第三者へ渡す必要はありません。
記録を保存するときに避けたいこと
- 会話の一部だけを加工して、事実関係を補おうとすること
- 相手へ「証拠を集めた」と知らせて画面を消されること
- 送金先・TXIDを手入力し直して、文字列を変えてしまうこと
- スマートフォンを初期化したり、通知・メールを削除したりすること
分からない点は空欄のままで構いません。推測と事実を分けて残すほうが、後で説明しやすくなります。
相談用メモの作り方
この順で1枚にまとめます
- 勧誘を受けた日と場所(SNS、マッチングアプリ、広告など)
- 相手が名乗った名前・サービス名・URL
- 送金した日、金額、経路、送金先
- 出金できない理由と、追加送金の要求内容
- 保存済みの画面・メール・明細の所在
文章に整えようとしなくても、箇条書きで十分です。
保存の後は、追加送金を止めて相談先を確認
国民生活センターは、出金のために手数料や税金を求められる相談について注意を呼びかけています。
記録を残したら、追加送金は止め、状況に合う相談先を確認します。
よくある質問
相手をブロックしても大丈夫ですか?
会話やプロフィールの画面を保存してから判断します。追加送金を求められるなど緊急性がある場合も、まず記録を残し、相談先に状況を伝えてください。
サイトが消えてしまいました。
ブラウザ履歴、検索履歴、保存済みのURL、メール通知、スクリーンショットを確認します。消えた画面の代わりに、残っている断片を時系列にまとめます。
TXIDはどこで確認できますか?
利用した取引所の出金履歴やウォレットの取引詳細に表示されることがあります。見つからない場合も、送金日時・金額・送金先を保存して相談時に伝えてください。
家族のスマホに記録があります。
やり取りや送金の記録がある場合は、削除せずに保存します。個人情報が含まれるため、共有範囲には注意してください。
