仮想通貨詐欺の被害後に「返金できます」「資産を回収します」と連絡が来ても、すぐに契約や追加送金を決めないでください。
被害を取り戻したい気持ちにつけ込み、別の費用や暗号資産を求める二次被害につながる場合があります。
まず連絡の内容を保存し、相手の正体、料金、契約、調査範囲を分けて確認します。
結論:返金代行の連絡は、支払う前に4点を確認する
- 誰が運営し、どの資格や立場で対応するのか
- 返金・調査・法的手続きのどこまでが契約範囲か
- 着手金、実費、成功報酬、追加費用はいくらか
- 返金できない場合や相手を特定できない場合はどうなるか
「必ず戻る」「今日払えば回収できる」という断定は、契約内容の確認に置き換えます。

被害後に届いた連絡は、助けになるものと決めつけず、まず画面とURLを保存してから確認します。
返金代行を名乗る連絡で確認したいこと
被害後は、最初に利用した投資サイトの関係者だけでなく、別の調査会社や法律事務所を名乗る連絡が届くことがあります。
連絡が本物かどうかは、相手の説明やロゴだけでは判断できません。
連絡先を公式情報と照合する
会社名、所在地、電話番号、法人情報、資格者名、問い合わせ先を、メッセージ内のURLとは別に検索します。
弁護士を名乗る場合は、所属会や事務所の公式情報と照合します。
契約書と見積書を先に読む
料金の総額だけでなく、着手金、調査費、実費、成功報酬、追加作業の条件を確認します。
「回収率」「成功率」と書かれている場合も、何を成功と数えた数字なのかを尋ねます。
秘密情報は渡さない
- 取引所のパスワード
- 二段階認証コード
- ウォレットの秘密鍵
- リカバリーフレーズ
- 本人確認書類の不要な再提出
調査に必要な情報と、アカウントを乗っ取れる情報は別です。
契約前に「返金」と「調査」を分ける
調査会社が送金経路や公開情報を整理しても、資産の返還や相手への法的請求が自動で成立するわけではありません。
弁護士は法律相談や請求手続き、警察は犯罪被害の相談、取引所や銀行は取引記録や不審な送金の確認を担います。
- 送金経路を知りたい:TXID、アドレス、取引履歴を整理する
- 法的な請求を考えたい:弁護士へ契約・証拠・相手の情報を相談する
- 被害を届けたい:警察相談や消費生活センターへ時系列で伝える
- 民間サービスを比較したい:料金・契約・調査範囲を複数の候補で確認する
仮想通貨詐欺の調査会社を依頼前に比較する記事では、調査範囲、料金、契約、公式ページの確認点を整理しています。
連絡を受けた直後に保存するもの
返金をうたう連絡が届いたら、返信や支払いの前に、相手の表示名とURLを残します。
- 受信日時と連絡手段
- 相手の名前、会社名、アカウント、電話番号
- 返金可能と説明した根拠
- 費用、支払期限、送金先
- 契約書、利用規約、見積書、広告画面
最初の被害に関する記録も、同じフォルダやメモに時系列でまとめます。
TXID・送金先・会話履歴の保存方法も確認してください。
公的窓口へ相談してから比較してもよい
契約や勧誘の困りごとは消費生活センター(188)、犯罪被害の相談は警察相談(#9110)が選択肢です。
送金に使った取引所、銀行、カード会社には、自分で開いた公式ページから連絡します。
警察庁や消費者庁も、暗号資産をめぐるトラブルについて、関係機関への相談と注意を案内しています。
仮想通貨詐欺の相談先と伝え方では、窓口ごとの役割をまとめています。
よくある質問
返金代行の無料相談を受けただけなら安全ですか?
無料相談だけで安全性が決まるわけではありません。その後の料金、契約、追加費用、個人情報の扱いを確認してから判断します。
被害に遭ったあと、別の会社から連絡が来るのは普通ですか?
被害後にさまざまな連絡が来ることがあります。正規かどうかを断定せず、連絡内容とURLを保存し、公的窓口や専門家へ相談します。
返金のために先に税金や保証金を払うべきですか?
支払えば返金されるとは限りません。追加送金を止め、請求の根拠と契約内容を確認してください。
参考にした公的情報
※この記事は二次被害を防ぐための確認事項を整理したものです。返金、資産回復、相手の特定を保証するものではありません。契約や支払いは、対応範囲と費用を確認したうえで各自の判断で行ってください。
