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復興レポート

特集
ふるさとツナグ絆「まちづくりらぼ」
2018/03/14

ずっと同じ場所にいては見えないものがある― 。
「まちづくりらぼ」所属の若手Uターン経験者3人から、ご自身の経験談と内に秘めたふるさと糸魚川への想いを聞きました。

“ふるさとを離れる”選択の裏に

株式会社清耕園ファーム 横井  藍さん

株式会社清耕園ファーム 横井  藍さん 茨城県で就農を学び、今は父が経営する農業法人に勤務。

 大学がない糸魚川では、高校卒業を機に市外や県外へ旅立つ若者が多くいます。今回インタビューした3人も同様で、横井さんは「当時は将来の夢もなくて」と前置きをした上で「実家が農業をやっているので、茨城県の農業専門学校へ進学したんです。ただ漠然と『糸魚川から出たい』という思いもありました(笑)」。また、小学生の頃から地域づくりに関わる仕事がしたいと考えていた杉本さんは、「勉強できるところを探したら、地域創造学を学べる大学が石川県にあったので…」と話し、渡辺さんも「ずっと料理人になりたくて、東京の調理師専門学校に進学して猛勉強しました」と、夢の実現のためにふるさとを離れることを選びました。


第二の故郷で得たものときっかけ

トラットリア バンビーノ 渡辺 光実さん

トラットリア バンビーノ 渡辺 光実さん 東京で調理を学び、今は糸魚川駅前のイタリアンで料理長を務める。

 調理師専門学校を卒業後、帝国ホテルで鉄板焼きを担当していた渡辺さん。日々、調理のスキルとおもてなしの心を教わり、お客様から指名を受けるほどの実力をつけた頃、世界的シェフ ミシェル・ブラス氏の影響を受け「買うのではなく素材からつくって料理をする、その生き方を糸魚川でしたい」と志し、Uターン。横井さんは、最初に就職した茨城の農業法人で観光農業に触れたことで農業への見方が変わり、「農業体験などのイベントでお客さんと接する楽しさを知って帰ってきました」と振り返ります。杉本さんは、「糸魚川に帰る。それは最初から確定事項でした」ときっぱり。大学時代にNPOを立ち上げ、企業と学生をつなぐインターンシップのコーディネートを務めたことで、地域づくりの楽しさ、大変さを学び、糸魚川へ。「自分が帰ってくることで実家を空家にしなくて済みますし(笑)」と、空家問題にも言及してくれました。


ふるさとで広がる新たな世界

糸魚川市役所 定住促進課 杉本 晴一さん

糸魚川市役所 定住促進課 杉本 晴一さん 石川県の大学で地域創造学を学び、今は糸魚川市役所に勤務。

 一度外を知ったからこそ、ふるさとの魅力に気付き、糸魚川で働き始めたからこそ、見える世界もあります。このインタビューの中でも、「食育を通して子どもたちに料理の楽しさを知ってもらいたい」(渡辺)「うちで採れた野菜でオープンキッチンのイベントをやりたい」(横井)「誰かのチャレンジの伴走者になりたい」(杉本)と三者三様の想いを伝えたことから話が膨らみ、「生産者のところへ行き農業体験をして、そのまま料理を食べたりするイベントができたら」と、それぞれの得意分野を組み合わせたツアー企画が持ち上がったほど。熱意ある若い人が集まることで、夢や思いを実行に移していける環境が「今の糸魚川」で着実に芽生えています。


Information

「まちづくりらぼ」(通称:まちらぼ)
 20~30代のメンバー8人が、糸魚川の「まちづくり」や「若者・子育て世代」などに関する活動の企画・運営の業務、参加者相互の親睦を深めることを目的として活動中。
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生産者のところへ行って、農業体験をして
そのまま料理を食べたりするイベントです。
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